ロシアのウクライナ侵略に抗議する。

ロシアが隣国ウクライナへの侵略に踏み切り多くの人命が奪われている。他国の主権、領土を侵す無法で野蛮な行為で、国連憲章に基づく平和の国際秩序そのものを根底から突き崩すものである。

いかなる名目でも、軍事力の行使による平和の構築はありえない。平和のうちに生きる権利は、この世界のすべての人たちに保障されなければならない。今回の侵略行為はそれを根底から否定するものでもある。

プーチン大統領は核の先制使用を公言し核兵器を使用するとの事実上の威嚇を行っている。これは核兵器禁止条約によって禁止された「核兵器を使用するとの威嚇」に等しい行為である。核兵器が使用されるようなことがあれば、民間人に対し破滅的な結果をもたらすことになる。２５日、２０１７年ノーベル平和賞受賞団体である核兵器廃絶国際キャンペーン（ICAN）も、ウクライナへの侵攻とプーチン大統領による核兵器を使用するとの威嚇を強く非難する声明を発している。　　

ロシアの５３都市でも反戦行動が繰り広げられている（２４日現在）。今重要なことは、その行動を励まし、世界の国々と市民社会が「侵略やめよ」「国連憲章を守れ」の一点で声を上げ、力を合わせることである。

２０２２年２月２６日

たかさき法律事務所９条の会世話人会