たかさき法律事務所9条の会について

06年2月7日、小森陽一東大教授(「九条の会」事務局長)を講師に「たかさき法律事務所9条の会」の設立の集いを開催しました。私達の予想を超え立ち見の人もでる200名を超える人々の参加でした。今、憲法九条を「改正」して日本を「戦争する国」にしようとする危機を迎え、九条を変えさせてはならないと思う人の熱い思いと手応えをずっしりと感じました。

私達は、2年前の6月10日に大江健三郎、井上ひさし氏ら九名の人々の「九条の会」のアピールの発表を胸がふるえる思いで受けとめ、以来、全国各地にすばらしい勢いで、草の根的に「九条の会」が生れている事実に、「平和」を心から願う人々がどんなに多くかつその願いがどんなに強いのかを改めて感じつつ、私達にできることは何かを考えました。そして事務所に何らかの形でご縁のある方々に呼びかけ「9条の会」を設立する準備を始めました。

会に参加することで、お互いが元気をもらえる楽しい会となるよう工夫しよう等活発な意見が交換され、設立の集いは、税理士の先生のギターの弾き語りや弁護士のピアノとサックスの演奏で盛り上がり、会場が心一つに打ち解けました。

呼びかけ人も、弁護士は勿論、歯科医師、税理士、司法書士、建築士、声楽家、会社の社長さん、元教師等事務所にかかわりのある多彩な顔ぶれとなりました。私達はこの設立の集いの成功に、どんなに小さな歩みでも一歩踏み出すことが点となり、やがて太い線につながっていくのだという確信を持つことができました。そして、「継続こそ力」を合言葉に、例会をいろいろ工夫しながら続けていくことを確認しました。

二回目の例会は、4月に映画「9―NINE―憲法は訴える!」を鑑賞し、その後憲法を語る夕べとして、戦争体験や9条への思いを語り、韓国の方や「バンクーバー9条の会」を立ち上げ帰国された方等熱い思いが語られました。

三回目は、7月に、「愛と平和―三浦綾子と共に歩んで」と題して、夫の三浦光世さんが講演して下さいました。

「・・・大日本帝国憲法には『日本臣民は法律の定る所に従い兵役の義務を有す』とありました。その短い一文によって、戦争であれだけ多くの人が命を落としたのです。憲法の言葉は重いのです。」(漫画家石坂啓氏)

憲法9条を守る重みを受けとめ、今こそ正念場!!心据えてがんばりましょう。 

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